要約|行動最適化大全【日常生活を改善しよう】

健康・食事

あなたの行動は最適化できているでしょうか―――
最適や効率といった言葉にテンションが上がる私は変わり者なのかもしれません。

「最適」は読んで字のごとく、最も適していることを指します。
最も適しているとは、本来の人間の機能に合致することとも捉えられます。

急速なデジタル化からはじまり、過度のストレスにもさらされている私たちの身体には、大きな負荷が生じているはずです。
人間本来の機能を今日がもっと楽しくなる行動最適化大全 ベストタイムにベストルーティンで常に「最高の1日」を作り出す [ 樺沢 紫苑 ]から探し出していきましょう。

最適な行動をとることができれば、日常生活の9割の悩み、疑問、ストレスは解決方向に進むことができます。
最適とは個々によっても異なるため、数ある方法の中からあなたにとっての最適解を見つけましょう。

早起きの最適化

最適な起床時間は何時なのでしょうか―――――

答えは「毎日同じ時間に起きる」です。

まず考えなければいけないことが身体のリズムを作り規則正しい生活送ることです。
早起きが健康に直結しているように説明されることが多いですが、個人差があるため一概に「早起きが良い」とは言い切れません。

時間よりも毎日決まったルーティーンを確立させることが最適です。

適正な座り方

私たちは疲れるとどこかに座りたくなります。
しかしこの「座る」行為自体も最適化が必要です。

オーストラリアのシドニー大学における研究では、「1時間座り続けると平均寿命が22分短くなる」という結果が出たそうです。

デスクワークが多い現代人においては座り続けることも不適切のようです。
座りながらひたすら仕事を続けることはやめて適度にデスクから離れたり、流行りのスタンディングデスクでの仕事を検討してみてはいかがでしょうか。

スマホの最適化

スマートフォンやタブレットは私たちの生活においてなくてはならないものとなりました。
休憩時間に多くの人はスマホを使用します。(私も例外にもれず!)
触れる機会もますます増えているスマホの使い方を覚えておきましょう。

【やってはいけないスマホの使い方】
①休憩時間にすまほー見るのをやめる
②無目的にスマホ使う
③寝る前30分スマホ使う
④食事中にスマホを使う
⑤歩きスマホを使う
⑥電車の中でスマホを使う
⑦インプットのためだけにスマホを使う

うすうすみなさんも気づかれているかと思いますが「ながらスマホ」はNGということです。

眠気を抑える最適化

お昼を食べた後、強烈な眠気に襲われた経験はあなたにもあるはずです。
原因は「低血糖」と「オレキシンの減少」によるものだそう。
これらは食事の最初にサラダから食べることや満腹感になるまで食べないといった方法で抑制されます。

実はその他にも食事に関わらず、起床の8時間ごとに12時間後に眠くなりやすくなる機能が人間には備わっており「サーガディアンリズム」と呼ばれます。
活動的に過ごすことに必要ないこの機能に抗うためには昼休みの仮眠が推奨されています。

昼食は野菜から摂り、残り時間を仮眠にあてて眠気を乗り切りましょう。

飲酒の誤解

「お酒はストレスに発散になる」というのは完全な間違いだそうです。
残念ながら正しくは最も健康に良く、お酒を飲めば飲むほど健康に悪いとということみたいです。

飲酒は病気の発症率や死亡率も高くなることを改めて認識してください。
飲酒量や体質にもよりますがお酒が完全に体から抜けるには24時間以上かかります。

それでも「飲まなきゃやってられない!」という方は、毎日飲まないこと飲む量を意識をすることは少なくとも必須です。

最適なアイデア

アイディアと聞くと思いつきや発想というイメージから突発的な印象があるかと思います。
しかし最近の研究によるとアイディアにも熟成期間が必要なことが判明したようです。
本書では卵の羽化をアイデアに置換えてふ化させるイメージで表現しています。

創造性の4B」とは下記の4つです。

Bathroom(バスルーム:入浴中)
Bus(バス:移動中)
Bed(ベッド:睡眠中)
Bar(バー:飲酒中)

頭の中にひらめきという材料をいれて熟成させて、創造性の4Bが掛け合わさったときにアイデアが生まれやすくなります。

最適な人間関係

好意の1対2対7の法則」をご存知でしょうか。
これはユダヤ教の教えで10人の人がいるとしたら場合、1人はどんなことをしてあなたを批判し、2人はすべてを受け入れられる親友になり、残りの7人どちらでもない人というものです。

仕事仲間や取引先で10人の顔を思い浮かべれば、この教えは的を得ているといえるのではないでしょうか。

何をしても批判をしてくる1人の顔色を伺いながら窮屈に人生を送るよりも、好意にしてくれる2人のために大切な時間とエネルギーを使いたいものです。

ストレスの最適化

私たちは「ストレス」=「悪」と捉えがちですが、重要なのはストレスの大・小ではなく、夜間にストレスがかかっているかどうかです。

多くの人は会社での失敗を引きずる心配事や不安を抱えながら緊張した状態で眠りについてしまいます。
これでは睡眠が深まらず、身体の疲れが取れないため、健康を害します。

どんなにストレスを感じても寝る前はリラックスした状態にすることが最適化といえます。

以前にもストレス対策に関する本を止めているのでご参考ください。

まとめ

本書には最適化する行動が大全と命名していることもあり非常に多く、多岐にわたっています。
ポイントにも示した通り、個々によっても最適は異なる場合もあります。

取り組みやすい項目や気になるところから始め、しっくりくるのであれば習慣化して行動を自動操縦にしてしまいましょう。
もし合わなくても次々とトライ&エラーを実行していけば良いのです。

最適な行動を身に付けたい方に手に取っていただきたい一冊です。

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