要約|FIRE 最速で経済的自立を実現する方法【投資と節約で人生の自由を手に入れる】

資産形成

この先あなたはどれほど働かなければならないか考えたことはありますか。
「働くだけの人生なんて…」と考える方必見の内容です。
2.26ドル(日本円にすると約250円)の貯金からFIREを達成した凄腕の持ち主が今回紹介するFIRE 最速で経済的自立を実現する方法 [ グラント・サバティエ ]です。

FIREは誰でも目指すことのできる人生の一つの最適解です。
将来の自分自身に投資する一歩を踏み出せれば、加速度的に自由が近づきます
本書は経済的自立を進めるための指南書となるはずです。

FIREとは

本書のタイトルでもある「FIRE」という言葉を聞いたことありますか。
FIREはアメリカで流行った言葉で、Financial Independence / Retire Early の略「経済的に自立して早くリタイアする」という意味になります。
雇われた仕事をすることではなく、不労所得だけで毎年の生活費を賄えるように貯蓄と節約と投資を実行することで、できるだけ早期リタイヤしようとする考え方です。
つまり、お金のために働く必要がなくなることです。

本業以外の稼ぎ方

収入源を多様化させるために副業で稼ぐ力を最大限に発揮させましょう。
お金の稼ぎ方には様々ありますがポイントは6つです。

①自営で働く
②労働時間あたりの収入が高い
③あなたが楽しめる
④新たなスキルが学べる(スキルは将来お金のため)
⑤成長性がある(もし望めば大きなビジネスに成長させられる)
⑥不要所得につながる可能性がある
 (他人を雇って仕事をしてもらえる、もしくは繰り返し発生する収入源になる)

自分の好きなことを副業にできれば、土日に何時間働いても苦になりませんよね。
その副業が上手くいき、事業化することで、いま勤めている会社を辞めることもできるかもしれません。

時間とお金の重要性

経済的な自立をすることを念頭に置いても、何より重要なの「時間」だということを忘れてはいけません。
お金は限りないものですが、時間には限りがあるため、時間を無駄にしないことが最優先事項です。

あなたの時給について考えてみましょう。
単純に時給は働いてる時間の給料であるというのが一般的で、間違いではありません。
しかし実際の時給というのは仕事に付随して発生する作業にかかる余分な時間も考慮する必要があります
例えば通勤時間や仕事をするための準備時間、仕事着の費用はもちろんのこと、著者は出張などの仕事後のストレス解消などの時間に至るまで考慮する必要があると指摘します。
(さすがに仕事後のストレス解消は極端すぎる気もしますが…)

あなたが思っているよりもずっと仕事が私たちの人生を奪っていることを意識する必要があります。

リセールバリュー

あるものを買えるようになるにはいくら稼がなければならないのかを考えることです。
そのお金は将来どれくらいの価値になるかを見極めていく必要があります。

極端なことをいうと、いまあなたが何かを買おうとすることは、その分お金を貯めて大きく増やす機会を犠牲にしているということなのです。
もちろんお金を使うことで有意義に時を過ごすことも大切であることに変わりありません。

購買欲はあなたを幸せな気分にする一方で人生を犠牲にすることにもなるトレードオフの関係だということを覚えておいてください。

いくら稼がなければならないのか

何かを買うときは税引き後の収入から支払うことになります。
税率が30%であれば、週5日働いた中の1.5日分の稼ぎは税金に消えてしまいます。

例えばスターバックスで500円のコーヒーを注文した場合、
少なくとも2割から4割増の金額を稼がなければなりません。
500円÷(100%-30%)の式となり約715円を稼がなければなりません。

さらにこれを買うようになるためには人生の時間をどれだけ差し出しているかというところまで考えることが必要だというのが著者の主張です。

広告表示価格÷税引き後の実質時給=差し出した人生の時間

実際にここまでするべきかどうかは個人判断ですが、そこまで突き詰めていくほどの信念が必要であるともいえるのではないでしょうか。

72の法則で資産を試算する

早期リタイアのためにはあなたの資産がどのくらいの期間でどの程度増えていくかを予測する必要があります。

大まかな推測として「72の法則」と呼ばれる法則を使うことで、将来見込めるお金を算出できます。

例えば7%の複利でお金が2倍になるのにはどれぐらいの年数がかかるかというと72÷7%=10.2つまり10年ごとにあなたの資産が2倍になる計算です。
4%で運用すれば18年掛かるということです。

投資の基本

リタイヤまでの期間が長く、手をつけずに投資しておける期間が長期間に及べば、それだけリスクを取ることができます。
若いうちから投資をすることで時間という絶対的優位な条件を無条件で獲得することができるようです。
この瞬間から投資で資産形成することをおすすめします。
(もちろん投資は自己責任でお願いします。)

まとめ

なによりも大切なことは一度しかない自分の人生だということです。
自分の人生を自由に生きるためにお金という不安要素から抜け出せるように行動を起こすことが「FIRE」への第一歩です。

あなたもこの1冊から行動してみませんか?

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