高卒ルーキーとかルーキー・イヤーという言葉を広告業界が使うので、若手の事をルーキーだと考えている方は多いのではないでしょうか。
ルーキーを辞書で引いてみると[新人・新前]と出てくるだけで[若い]という言葉は出てきません。
老若男女どんな人でもルーキーになれるためにルーキー・スマート [ リズ・ワイズマン ]をご紹介します。
誰しも経験しているルーキー時代の思考・行動を再び呼び起こしましょう。
目まぐるしく変化していく世の中を生き抜くため、常に学ぶ姿勢がこれからの時代には欠かせません。
ルーキーとベテラン
本書ではルーキーの対義語をベテランと提議しますが、それは前述でも述べた通り年齢の話ではありません。
初めて何かに取り組むとき誰しもルーキーで、対して熟練した人をベテランと呼びます。
つまり新しい分野の勉強をすることや新しいスポーツを始めること、自分が過去に経験がない事に
取り組む時は皆平等にルーキーというわけです。
初めて社会人として仕事に取り組む時(学生の皆さんは新しい教科を学ぶ時と置換えて下さい。)
皆さんはワクワクや不安、興味、思考、姿勢に至るまでありとあらゆることにアンテナを張り巡らせていましたよね。
さて、現実に戻って今の仕事(勉強)の事を考えると、これまでの経験からアンテナの数減らしてませんか?
大まかなイメージとしてはルーキー思考=攻めの姿勢で、ベテラン思考=守りの姿勢と捉えれば分かりやすいかと思います。
ルーキー思考とは
・重荷や失うものがなく、自分に正直に行動すること。
・始めた事の専門知識・知見がないので、周りの人の力を借りて理解しようとする。
・行動が慎重になり、スピーディーかつこまめなフィードバックをしようとする。
・経験の無い環境に身を置く事で、その環境に順応するためにアドリブを利かせ自ら行動する。
ベテラン思考とは
・成功体験のせいで、心地良い現状維持で満足する。
・十分に知っているため自信を持って行動はできるが、固定観念にとらわれがち。
・実績があるため、自分のペースを乱さないよう良くも悪くもペース配分を考える
・既に環境が満たされており、受動的な行動になりやすい。
やる気が出ない本当の理由(ワケ)
そもそもやる気が出ないんです。という声が聞こえてきそうなのでやる気が出ない理由とその対処法についても触れていきます。
仮に仕事のやる気として考えると、量が多過ぎたり、他(家庭)からのストレスによる影響も無いとは言い切れませんが「停滞」が大きな要因となっているようです。
確かに、変化の無い日常では感情の起伏も平坦になると思います。
対処法は今より少し高いハードルを自分に与えること。
年収500万の人がいきなり年収5000万を目指すのではその時点で現実味がなくやる気がそがれてしまいます。
年収600万円なら副業を始めてみたり、昇進に必要な資格の勉強を始めたりと行動を取りやすくなるはずです。
まとめ
攻めと守りの比率はその時々に応じて変化していきます。
ルーキーの優れている攻めの姿勢に重点を置いて行動する場面と、失敗が許されない場面で活きるベテランの安定感を融合させることが最も重要であると考えられます。
ルーキー思考とベテラン思考の出し入れを上手く行えることが、本当の意味でのルーキー・スマートではないでしょうか。
永遠にエネルギーに満ちた人間になりたい方に取って頂きたい一冊です。
コメント