要約|転職の思考法【転職は怖くない】

ビジネス

このままいで良いのか?と考えたことがある人は多いのではないでしょうか?
でも転職して今の待遇より下がるのは嫌だし…。
そんな悩みを抱えているあなたに このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む転職の思考法 [ 北野 唯我 ] をご紹介します。

前回の北野唯我さんの書評はこちらから

転職が不安なのは捨てることを伴う意思決定をするからです。
溢れ過ぎた情報を見極める「思考」に焦点をあて、いつでも転職できる準備をしておくことが出来れば将来の不安も軽減されます。

給料はマーケットバリューで決まる

そもそも給料が発生する理由を考える必要があります。
給料とは「あなた」という商品を会社(自社)に売ることで、会社が「あなた」を買うことで発生しています。
つまり、自分自身が「取引商品」ということです。

そこで出てくるのがマーケットバリューという言葉とも言い、製品仕様(スペック)と読み替えると分かりやすいです。

皆さんも購入を検討する時、何がどれくらい出来るのか仕様を確認しますよね。

マーケットバリューの種類

マーケットバリューは3点の掛け算で決まります。
また、マーケットバリューは年代によっても重要性が異なります。
20代は専門性/30代は経験/40代以降は人的資産の重要度が増すそうです。

技術資産:高い技術力を持った人間

さらに専門性と経験に分類することが出来ます。
業種特有の技術が専門性であり、職種に紐づかない技術を経験と定義します。
例えるなら「製品の機能」そのものです。

人的資産:可愛がられる力を持った人間

人脈だけで仕事が出来る力を指します。
例えるならどこでも必要とされる「日用必需品」といったところでしょうか。

業界の生産性:才能がなくても安定して高い給料もらい続けられる‌人間

これから伸びていく業種に就くことです。
例えるなら「売り場の配置」がしっくり当てはまります。

ピポット方キャリアの考え方

ピポット式とは企業経営で使われる言葉で「方向転換」や「路線を変える」という意味をもちます。

商品に流行り廃りがあるように仕事にも一定のサイクルがあります。
①ニッチ→②スター→③ルーティンワーク→④消滅→新たな①…②…③
企業も一個人も同じように、変化の激しい世の中で変化していかなければいずれ消滅フェーズまで進んでしまいます。

ピポット式に軸ずらしをして自分キャリアを常に①や②といったフェーズでマーケットに売り出していかなければなりません。

優良企業がいい会社とは限らない?!

もし転職するなら誰しも良い会社に入りたいですよね?
でも、会社の良し悪しは視点によって変わることを知っておいてください。

優良企業としての良い会社と転職先として良い会社は必ずしも一致するとは限りません。
役員が生え抜きの会社では転職して中途採用で入社するより、新入社員の方が出世には有利かもしれません。
反対にベンチャー企業などは、創設メンバーでもない限り、中途入社で即戦力の転職の方が手っ取り早く重役になる可能性が多いと言えます。

キャッシュフローや帝国データバンクの情報だけでは測れない部分をいかにして情報収集していくかが大切です。

会社選びのの3つの基準

マーケットバリュー

基準:複数のベンチャーが参入し各社は伸びているサービス
   既存業界の非効率を作ってロジックに着目する

働きやすさ

基準:どんな人、どんな状態でありたいかを重視する
   稀に何をするかに重きを置く人間もいるが、大概の人はありたい姿のようです。

活躍の可能性

基準:前章で述べたようにチャンスがある企業や活躍の場を自ら広げられる企業です。

会社側の選択肢

もちろん会社側にも選ぶ権利があり、選ばれ方を知っておく必要もあります。

①ヘッドハンティング
②転職エージェントからの紹介
③ダイレクトリクルーティング方によるサービス
④SNSなどのマッチングサービス
⑤直接方法または友人からの紹介

様々な方法があるため、転職エージェントから紹介される転職先だけに絞らないことも成功する可能性が上がると思いませんか?

転職への不安

やはり転職が失敗したかどうかはしてみなければ分かりません。
しかし、確実に失敗する方法は覚悟を決めるべき時に覚悟を決め切れないこと転職を阻害するのは現実的な危険性ではなくほとんどが見栄か恐怖のようです。
確かに「年収が下がった」とか「役職がつかない」といった生死に直結しないことが大多数の気がします。

まとめ

ここまで私なりに説明しましたが、やはり転職へは不安がつきものです。

行動した後悔より、行動しなかった後悔が何よりも大きいことを忘れずに皆さんの後悔しない選択の後押しになれたらブログ冥利に尽きます。

転職を考えている人もそうでない人も自分の価値を見直すために手に取って頂きたい一冊です。

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