要約|エフォートレス思考【最小の努力を極める】

思考・考慮

”がんばってもうまくいかないなら、別の道を探した方が良い”
頭では理解しているのにそれを実現できている人は少ないのではないでしょうか―――

それに加えて、日本人には努力こそ美学である思考が根強い国である気がします。
そんな考えを真っ向から否定する考え方が今回紹介するエフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する [ グレッグ・マキューン ]です。

最小の時間で成果を最大にする方法である前作のエッセンシャル思考だけでは、それでも多過ぎる重要事項をさらに前進せさせる思考法と言えます。

エッセンシャル思考を「物事を見極める方法」とすると、エフォートレス思考では「やり方を極める方法」というすみ分けになります。

前作のエッセンシャル思考はこちら↓

エフォート(目的達成のための尽力、努力、精神から肉体に至るエネルギーの量)から
自分自身を解放することがエフォートレス思考だど言えます。
余計な考えにとらわれず今この瞬間に集中できる力を身に付けましょう。

エフォートレスな精神

エフォートレスな精神を身に付けるためには以下の5つの日課にすると良いとされています。

①場を準備する
②体の力を抜く
③頭を落ち着ける
④心を解放する
⑤感謝の呼吸

どれも難しいことではないように思えますが、意識しなければ忘れてしまいがちな行動です。

遅行指標を減らす

遅行指標とはとは、行動した時点でなく何週間や何ヶ月ときには何年も後になって成果が帰ってくることを示します。
行動と結果のタイムラグを増や減らすこと、それすなわちすぐに結果を得ることで、自己肯定感を満足することができ、次の行動に繋げやすいともいえます。

つまり、成果がすぐに現れる大事な行動にわかりやすい報酬を結びつけることが遅行指標を減らすことができるはずです。

昼寝も仕事のうち

現代人は睡眠負債を抱えていると著者は指摘します。
その負債を返すために有効なことは昼寝でです。

しかし、真面目な私たちは昼寝と聞くと罪悪感を苛まれる人が多いはずです。
これもエフォートレスな思考で昼寝を行うコツが紹介します。

①疲れて集中力が低下してくる時間帯を選ぶ
②アイマスク耳栓またはノイズキャンセラーで暗く静かな強強を作る
③起きたい時間にアラームをセットする
④昼寝をするときには他のやるべき事は一切考えない

私は本書を読む前から実践していますが、正しい昼寝であれば効果的だど身を持って実施読みです。
(もちろん。サボっておりません。決して…)

終わらせることの重要性

凝ったプレゼン資料も必要以上な情報をまとめたレポートは実に素晴らしいものですが完了をさせていなければできていないことと同じです。

価値のない余計なものを付け加えるよりもいかに素早く完成させ、必要があれば追加をするやり方に変えることで必要以上の努力をする必要はないという考え方です。

失敗を活かす

行動すれば失敗が伴います念入りに時間をかけた内容が失敗したときのダメージと素早く始めてすぐに失敗した場合では精神的なダメージも違います。
ちょっとした失敗であれば軌道修正し再びゴールへ進むことができます。

フットワーク良く物事をはじめるために致命傷にならない程度に失敗を重ねるゴールに辿り着くことが最大の近見なのかもしれません。

累積的な成果

エフォートレスなしくみ化として累積的な成果を考える視点が必要になります。
つまり一度努力しただけで、何度も成果を出すことのできる一生モノの知識を身につけることが最短ルートといえます。

ちなみに対比になるのが直線的な成果と呼ばれるもので、不必要な残業も残業代という賃金をスポット的に稼ぐという点では直接的な生活といえるかもしれません。

エフォートレスを実現するため

エフォート理想実現するためには周囲の協力必ず必要となります。
投資の神様であるウォーレンバフェット氏の基準でもあるパートナーを選ぶ際に用いる用いていると言われる法則を紹介します。

①誠実さ(Integrity)
②知性(Inteligence)
③自発性(Initiative)

3つの中でも何よりも”誠実さ”が重要です。
そうでなければ他の2つが裏目に出ることもあるためです。

まとめ(エフォートレスに生きるために)

やらないこと、できないことを決める。
脳の働きを改善させることで最小の努力を成果につなげていきましょう

最後にこんな言葉で本書は締め括られています。
”あなたの人生に何が起こったとしても苦難や痛みがどんなに大きかったとしても今するべきかを、選択するあなたの力に比べればそれではまったく瑣末なこと―――”

シンプルで簡単な道を選ぶことは過去の出来事よりも大切なことであるはずです。
効率的な努力で最高の成果を出したい方に手に取っていただきたい一冊です。

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