要約|人を動かすデザイン22の法則【センス不要のデザインルール】

ビジネス

デザインと聞くと才能がある人が活躍する場であり、私たちのような一般人には馴染みのない印象を持つかもしれません。
しかし、仕事で使う資料やSNSでの投稿写真など、身近でデザインをしています。
本日はこれならわかる! 人を動かすデザイン22の法則 [ ウジ トモコ ]から、相手の心を揺さぶるようなデザインのスキルを学んでいきまししょう。

視界に入らないもの、目に留まらないもの、記憶に残らないものは「存在していないのと同じ」です。
相手に届いてこそ本当のデザインだといえます。

一般人こそデザインを知るべき

本書では、デザインの原則レイアウトシステムマーケティングの4つを22章の題目からノンデザイナー(デザインを生業にしていない一般人を指します)がしておくべき法則です。

それぞれの法則を認識していれば、映えた写真や効果的なプレゼン資料を生み出せることに加えて、デザインを利用した広告や商談から一線を画すことができます。
今回はその中でも抜粋した内容を紹介します。

色の記号化

デザインやマーケティングの現場では、色の概念として方法を理解選択し、それらを組み合わせた「配色」と言う時で人の心に訴えかけることを目指します(そして心が動くことで人は行動します)
そこでデザイン現場における代表的なの色の記号化を紹介します。

RGB

光の三原色による組み合わせによる色の再現方法レッドグリーンブルー
いわゆる輝度と呼ばれる光あふれる鮮やかさが特徴です。

CMYK

シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色を基本とするインクを配合した再現方法です。
またの名をプロセスカラーとも呼び、商業印刷の現場などで主に使用されます。
プリンターやコピー機でお馴染みの4色です。

特色

プロセスからでは表現できない歴史や文化に根付いた色です。
プロセスカラーでは表現できず、カラー見本帳を指すことが多いです。

ウェブカラー

6桁の数字とアルファベットの組み合わせによる色の指定方法です。

〇〇映えの基本

TwitterやFacebook、InstagramといったSNSを活用している人は多いかと思います。
写真の投稿に迷ったことは無いでしょうか。

こここでは写真撮影における基本的な構造以下の3つを抑えましょう。
①日の丸構図
② 三分割構図
③基本構図に画角外からのストーリーの追加

人間の錯覚

囲碁の白石と黒石の大きさが違うこと知ってましたか?
人間にとって「自然に見える」という事は最大限に心地よい状態です。
数値に頼って中心を合わせたり、理屈では正しいデザインもときに私たちには不自然に見えることがよくあります。
不自然に見えれば、それらが例え正しくても違和感を持ち、おかしなデザインの烙印が押されてしまいます。
私たちが見ている心地よい世界は「錯覚」によるものなのかもしれません。

偽物と模倣の違い

この2つの決定的な違いは何でしょうか。
模倣にはその先に進むことを暗示しているのに対し、偽物はなるべく手間をかけずに終わらせたいという消極的な方向です。
模倣という行為の先には敬意の念をもとに習得があります。
ちなみに音楽や映像関係では模倣することをオマージュと読んだりしますよね。

陥りがちなデザインの過ち

「よく見せよう」「伝わるように見せよ」と考えれば考えるほど、デザインは複雑にシンプルからは遠ざかっていきます。
私たちが陥りがちな装飾を知ることで反面教師にしてください。

①文字に影をつける
②文字に縁をつける
③夏コミセンをたくさん入れる
④やったらグラデーションを使う
⑤色をたくさん使う
⑥模様を前面に出る

人を動かすデザインは足し算ではなく引き算だといえます。

逆張りの活用

主流に対して真逆のアプローチを取る投資のことを逆張りと呼びます。
最も典型的な例としては本書でも紹介されていたコカコーラに対するペプシコーラのリポジショニングデザイン戦略です。
1890年代に当時ペプシコーラはコカコーラと見間違えるようなカラーやフォントを使用していました。
そこから2010年になると創業当時にロゴに使われていた赤を残しつつもブルーやブラックときには
シルバーが際立つ配色でとてもクールな印象にイメージ戦略を、価値転換しました。
このデザインの逆張りでコカコーラの顧客層とは明らかに違うターゲット層獲得したといえます。

まとめ

デザインの法則を知っていれば、目的とする性別や年代など狙うターゲット層を区分けすることができるようになります
本書は22個の基本法則からデザインで相手に行動を起こさせる要素が詰まっています。
営業マンのプレゼン資料から趣味の写真や絵画に至るまで、デザイン要素を駆使した活動を広げていきたい人に手に取っていただきたい一冊です。

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