要約|フランス人は10着しか服を持たない【シックに生きるルール】

思考・考慮

今回紹介させて頂くのはフランス人は10着しか服を持たない パリで学んだ“暮らしの質”を高める秘訣パリで学んだ“暮らしの (だいわ文庫) [ ジェニファー・L・スコット ]です。
本書は2014年にベストセラーとなった少し古めの作品です。

フランスにホームステイした著者ジェニファー・L・スコット氏がそこで体験したシックなライフスタイルから考え方や暮らし、自身の生き方に大きく影響を及ぼすほどの感銘を軽やかに綴られています。(ちなみに服のことについては詳しく書かれていません笑)

シックとは上品という意味です。
シックに生きる方法を学ぼうとせず、自らの心の在り方をシックにすること
その一点に集中することで、本当に必要なものを厳選して生きていくことができます。

食べる喜びを我慢しない

カロリーの高いものやこってりしたもの、デザートや甘いお菓子も無理に我慢する必要はありません。
心から味わう食事は体にも心にも栄養を与えます。
食事の時間は人生において大きな割合を占めているわけですから、食事をに喜びを感じないことはもったいないと思いませんか?

味わうことに集中する

人生においてフランス人は「食」を重要視しています。
「1度に2つのことをすればどちらもしくじることになる」という古代ローマの喜劇作家プブリリウス・シルスの格言にあるように食べることにも当てはまります。

スマホを操作やテレビを観ながらというように食事中に他のことをしていることに心当たりがある方も多いはずです。
一度目の前にある食事を味わうことに集中してみてください。
きっとこれまでよりも食事が楽しくなるに違いありません。

断捨離をしてみる

題名にもなっている「10着しか服を持たない」ためには断捨離が必要です。
チェック項目を参考にあなたも実践してみてはいかがでしょうか。

①この服はまだ気にいっているのか
②この服はちゃんと起きているのか
③この服のサイズはぴったりでちゃんと似合っているのか
④この服は今の私らしいといえるのか

いきなり捨てることができなければ圧縮袋や収納ケースに入れて一時的に保管することも良しとするそうです。
完璧である必要はありませんが、1年以上使用しなかったり保管したことを忘れてしまうようであれば本当に必要な服ではないという判断ができます。

日ごろの身だしなみ

近くのコンビニだからといってスウェットで出掛けていないでしょうか?
会社の人や大切な誰かに会うわけでもないのだからと高を括って、だらしない格好で出かけるのはやめましょう。
身だしなみは当然ながら第一印象にも繋がります。

常に服装や身だしなみを整えておくことは相手への敬意を表すことでもあると説かれています。
身だしなみは相手のためであると同時に自分のためであるということも忘れてはいけません。

目には見えない魅力

目には見えない魅力とはなんなのでしょうか?
それは自信であり、ユーモアであり、冒険心など、高級なアクセサリーや着ている服では計れないものです。

本書は著者が女性であるため「女らしさ」という表現をしていますが「魅力」という表現に置き換えれば人間という括り全体に言い表すことができるのではないでしょうか。

予算に応じて

これまでの内容から断捨離や身だしなみに気をつけると、何もかも新しいものを買い揃えて新たなスタートを踏み出したくなる気持ちもわかります。

しかし、買い物をする上では一番気に入ったものでも予算内に収めるということも重要なポイントです。
人によって予算も違えば、予算をかける対象も違います。
(運営者は食事に予算はかけますが、身に着けるものに費用はかけません。)

自分たちの買える範囲で1番良いものを選ぶ習慣つけましょう。

ほめ言葉

誰かが褒めてくれたら真摯な気持ちで「ありがとう」をいうこと。
日本人は謙遜する人が多い印象ですが、せっかく褒めてもらったのだから、素直に受け取ろうという考え方です。

褒め言葉を素直に受け取ってお返しに相手のことも褒めてみましょう。
(この記事を読んで頂きありがとうございます。他の記事もぜひ読んでみてください。)

新しいことを学ぶ

新しいことを始めるのは勇気が必要です。
思い切って始めてしまえば、変化が起こります。
学ぶことは学生だけの権利ではありません。

私たちは興味と行動力があれば、一生学び続けるとこができます。
ということは、一生変化が続く魅力的な人生になるということです。

まとめ

細やかなことに喜びを感じられなくなったとき、人生は途端につまらなくなってしまいます。
生涯ワクワクした人生を送り続けるためにも参考にしたい内容がたくさんあります。

日々の生活を魅力的に、そして自分自身も魅力的でありたい方に手に取っていただきたい一冊です。

コミック版もあるようですのでよろしければどうぞ。

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