要約|腸がすべて【栄養を取り込み有害を排出せよ】

健康・食事

新型コロナウイルスをはじめとした感染症対策として私たちの体の内部の免疫システムに注目が集まっています。

ヨーロッパを中心に嫉妬した話題の腸活法である腸がすべて 世界中で話題!アダムスキー式「最高の腸活」メソッド [ フランク・ラポルト=アダムスキー ]を紹介します。


アダムスキー式腸活法は食べ物は口から取り込まれ胃を通って腸に下りてくる「速さ」がカギだという考え方です。
免疫システムの中枢があると言われている腸の働きについて学び実践することで腸を正常化し健康への資産を築いていきましょう。

アダムスキー式腸活法とは、汚れた腸を本来の機能に甦らせる方法です。
腸の本来の役割は身体の維持に必要な「栄養分」の取り込み「有害な成分」の排出を行います。
あらゆる視点を考慮しながらバランスの取れた食事と言い換えれば、腸が正常に機能しなくなると「栄養の吸収」も「有害物質の排出」もできなくなります。

アダムスキー式腸活法とは

アダムスキー腸活法をひとことでいい表すのであれば、消化管を清潔に掃除して本来の機能を呼び起こすことです。

健康に良い食べ物を摂取する食事療法などだけでは、正しく栄養を摂取できるとは限りません。
栄養を摂取する”腸”こそが重要な役割を担うようです。

アダムスキー式腸活法の効用

それでは一体どんな効用をもたらすのでしょうか。
期待できるメリットを4つ紹介します。

①下痢や便秘が改善
②肝臓、胆のう、膵臓に関わる問題が和らぐ
③小腸と腎臓に関係する病気も改善
④鼻炎や喘息、アレルギー、皮膚炎も改善

これらは消化管の壁に汚れが張りつくことで引き起こされる弊害です。
思ってもみない身体の不調が実は腸が原因だったということもあるようです。

アダムスキー式の超基本

アダムスキー式腸活法の心得は健康全方位から考えることです。

効果的な治療のためには体の一部ではなく全体を見る必要があります。
著者が推奨している7つの基本を挙げてその中でさらに注目ポイントを掘り下げて紹介します。

①マインドフルな食事を心がける
②理想的な腸の流れを知る
③腸に必要なすきま時間をつくる
④果実や非加熱オイルを取る
⑤食事の時は携帯を手放す
⑥水は軟水を選ぶ
⑦食べ物のコーディネートを知る

マインドフルな食事

健康をキープするには体に良いものを食べるだけでは不十分。
食事を味わうことが必要不可欠という主張です。

「⑤携帯を手放す」にも該当する部分ですが仕事をしながら食事をしたりスマホのゲームをしながらといったマルチタスクでの食事は一見効率良く思えます。
しかし体内では消化管の働きが落ちるため消化が悪くなり、結果的に生産性が落ちていという状況に陥ってしまいます。

すきま時間をつくる

間食が多い方は食べ物が消化で来ずに腸管に蓄積されていくため、食べ物を下に送る作業を絶えず行うことになります。

それでも消化が間に合わない場合は、本来排出されるべきところではないところ―――
つまり皮膚であったり、肺であったり様々な部位に至ります。。
これらが健康を害う原因になります。

自分に置き換えると、私たちも働かされ続けたら当然生産性が落ちます。
それでも働き続けたら身体のどこかしらに不調のサインが現れるのということです。

食べ物のコーディネート

食べ物は大きく分けて3つの分類として定義します。

①ファスト(消化速度の速い食品)
消化管を30分~2時間ほどで通過する消化の早い食品を指します。
例 ジャムや果実酒を含むフルーツ全般、トマト、パプリカなど

②スロー(消化の遅い食品)
消化管を8時間から10時間かけて通過する消化の遅い食品を指します。
例 ご飯、パン、パスタ、肉、魚、ナッツ類などのほとんどの食品です。

③ニュートラル(どちらでもない食品)
例 油、ニンニク、玉ねぎ、ダークチョコレートなど
ファーストでもスローでも食べ合わせは可能な食品で消化管の消耗を和らげる効果があります。
ファストとスローの食べ合わせは消化トラブルを起こす原因となります。

これらを完全に別の食事で摂取することは不可能に近いです。
(トマトパスタやピーマンの肉詰めが食べられないのは辛い…)

もちろん著者も時には食べ合わせをすることもあるとも宣言しています。
大切なことは腸内で起きている意識をすることです。
トマトパスタを注文したくなったらこの記事を思い出してカルボナーラにしてみてはいかがでしょうか?

まとめ

腸のため良いことからやってはいけないNG方法まで、健康面から腸を知るにはおおいに役立つ内容となっています。

巻末にはよくある質問とファストとスローの組み合わせを考えたレシピも掲載されています。
これから一生付き合っていくことになる腸との良好な関係を築いていくために手に取っていただきたい一冊です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました