あなたの勉強法は正しいでしょうか。
多くの方の勉強法は学生時代に先生や親から教わったものではないでしょうか。
しかし脳や認知システムの視点ではその勉強法は効果が無いだけでなく、むしろ効率を低下させているのだとしたら―――。
今回は絶対忘れない勉強法 [ 堀田秀吾 ]を紹介して学びの時代に備えていきましょう。
昨今勉強は学生だけのものではありません。
科学的根拠をもとにしたエビデンスのある方法で学びを広げましょう。
記憶力を鍛える
記憶力は脳波の一種であるシータ波が影響してることが研究でわかっており、シータ波はリラックスしでいるときに増えます。
例えば湯船につかりながら単語を覚えようとする行為は効果があると言えます。
従来まで脳を構成する神経細胞・ニューロンへ分化するのは幼い時期にしか起こらないと考えられていました。
しかし大人になってもニューロンを増やせることが研究でわかったことからも、生涯勉強することが無駄ではないといえます。
記憶を定着させる
絶対に忘れない勉強法とは言えど、人は忘れる生き物です。
忘れないために復習することが必須のようです。
復讐の方法は勉強したことを一気に復習する集中学習よりも、週間後に復讐してその1週間後、1ヵ月後とたびたび復讐する分散学習の方が良いとされています。
しかし、分散学習にも疑問を呈する研究も増えているそうで、反証といえる集中学習も今後注目される可能性もあるようです。
いずれにせよ、人間は覚えた瞬間から忘れていく生き物であることを理解したうえで復習していきましょう。
手書きとタイピング
テクノロジーの進歩に伴いパソコンやスマほう使ったメモの主流になってきています。
しかし記憶の定着効果を考えれば手書きのメモやノートの方が有効のようです。
手書きでメモをとる人はタイピングよりもスピードが遅いことが優位にはたらき、自分なりにまとめる作業が発生していることが理由です。
ちなみにタブレットに手書きメモをする時と紙にメモを取るのも働きは変わらないそうです。
やる気のエンジンをかけるには
「なんとなくやる気が出ない」という気持ちは痛いほどよくわかります。
なぜなら、私もやる気を出すことが苦手だからです。
では、どうしたらやる気のエンジンをかけることができるのか―――。
それは実際にやるしかないようです。
脳科学や心理学の視点で推考すると「体が先、脳が後」の順序であるためです。
合わせて使えるテクニックとして「腹式呼吸」があげられます。
腹式呼吸には持続的な集中力を出したという研究結果があります。
気が乗らなくても、いやいやでも、まず姿勢を正して腹式呼吸から勉強を始めることでやる気の燃費良くエンジンをかけてください。
眠気と闘う武器
勉強していると眠くなってくるその気持ち…よくわかります。
眠気と闘う武器としてコーヒーやカフェインが入ったエナジードリンクを飲む方が多い(私もその1人)かと思います。
なんと!カフェインよりも眠気撃退に有効な武器があります。
それは階段の所の上り下りをした「踏み台昇降運動」です。
眠気覚ましの効果に加えモチベーションが高まったという研究報告があり、これは実際に私も試してみたのですが効果大です。
あなたも今すぐ試してみませんか?
サッカード効果
サッカードはたった30秒で記憶力上げる方法です。
注目すべきポイントは「目」にあります。
サッカードとは眼球を左右に小刻みに高速で動く運動することです。
この運動でエピソードと記憶を司る脳の部位の相互作用が促進され、エピソード記憶として覚えやすくなるそうです。
記憶力の向上としてだけではなく気分転換や疲れ目を解消するための運動といった別の効果を期待できる点も魅力的です。
辞書を活用する
現代において大半の方はスマホやパソコンで調べ物をするかと思います。
学生時代に使っていた厚い紙の辞書には大きな学習効果が期待できるそうです。
そこで重要になっていくるキーワードがコアミーニング(core meaning)と呼ばれるもの。
コアミーニングとは単語のさまざまの意味の核となる意味を指します。
テストの点を取るための調べ物であればスピーディーにネットを活用すること有効です。
そうではなく本質的な学びを深めたければ、分厚い辞書を片手にコアミーニングを用いた調べ方で、内容の外堀を埋めることで学びがより深くなるはずです。
まとめ
学生の方はもちろんのこと、ライフワークが伸びていくこれからの時代において社会人になっても、
学びを続けることはもはやニューノーマルです。
せっかく勉強するのであれば効率よく多くを学びたい人へ手に取って頂きたい一冊です。
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