要約|超影響力【信頼と関係性で人を動かし、環境を変化させよう】

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あなたもインフルエンサーになってみたくないですか?

仕事をしていて相手を想うように動かしたいとき―――
家族や恋人の直してほしいことがあるけど面と向かって伝えづらいとき―――

例えばインフルエンサーまでいかなくとも人を動かす影響力を自分のスキルとして手懐けることが出来れば良い方向に進むはずです。

超影響力 歴史を変えたインフルエンサーに学ぶ人の動かし方 (単行本) [ メンタリストDaiGo ]をから周りに圧倒的な影響力を与える人間に近づいてみませんか。

超影響力を身に付ければ、強固な人間関係を築くことができ、経済的な豊かさにもつながります。
それによって時間と自由を得ることでできるため、大きなメリットとなります。

超影響力ってなに?

説得力と影響力を組み合わせ、人々の行動を促す技術

著者であるDaiGo氏は上記のように定義しています。
普通のコミュニケーションとの違いは一言で言うとニーズを探すのではなく作ることにあります。

超影響力では…

・自分が影響与える側になる事を食して自ら働きかけをしていく
・世の中や目の前の相手に自分の意思がしっかりと伝わる
・自分の望んだ形で対応してくれるようになる

普通のコミュニケーションでは…

・世間や目の前の相手の意向色を伺い受け身で回り合わせようとする
・合わせているのにはい世間や目の前の相手からのそんな反応が得られない
・誰かに支持され動かされるばかりでストレスが溜まり疲弊する

信用されるまでの3ステップ

3つのステップを踏むことで効率的に相手の信用を得ることができます。

①シュムージングと呼ばれる自分のことをネタに本題の前に雑談をする
②ストレングスで相手に自信を持たせということであなたに対して好意を抱かせるベースをつくります。
③類似と共通点を強調することで相手の身近な存在であると認識させ関係性を築きます。

雑談の中で出身地や血液型が同じというだけで会話が盛り上がったりした経験がある方少なくないはずです。

関係性の利用

人間には欲しい/知りたい/学びたい/やってみたいと言った欲求が芽生える時に行動を起こす生物のようです。
相手にこれは自分に関係していると思わせることが出来れば遺伝子レベルで行動を起こさせることができてしまうというわけです。
私たちが考えている以上に人という生き物は単純なのかもしれません。

関係性を強調するテクニック

①この意見を高いと知らせる
②みんなと少し違う要素をプラスする
③ゴールを掲げる

①②が社会的証明を活用しています。
多くの人がやっているから自分も同じことをしたい、正しいことに違いない、真似しないと損をするかもしれない。
大多数からの指示を知ることで安心感を得ようとする本能を利用します。

③ではやるべきことが明確になるため、安心して行動を起こせます。
想像してください―――
何キロ走れば良いかわからないゴールよりも、たとえ100キロ先であってもゴールが設定されている方がやる気になりませんか?

BYAF法

BYAF法とは [but You are free] の略で直訳すると、「しかし、あなたの自由です」となります。
こちらの要望も問いかけに含ませつつ相手の意見を尊重することを伝えます。
最後に決めるのは「あなた」ということを意識させることで自分が選択したという意識を相手に与えることがポイントです。

ポジティブ/ネガティブの使い分け

同じメッセージを伝えるときはネガティブな情報よりもポジティブな側面を強調した方が人は納得しやすくなるという研究結果があります。
しかし、感情の伝播力を調べた研究ではポジティブな感情よりもネガティブな感情の方が6~7倍の 伝播力があることがわかっています
このことから、ネガティブで注意を集め、ポジティブで納得さることが最も効率的だということがわかります。

声と口調の印象操作

ポジティブ/ネガティブの次は声と口調のテクニックです。
人の話を聞く時、内容だけでなく話しての外見や声、口調からも影響を受ける事はあなたも身をもって体験しているはずです。

【声と口調の関係性】
早口×高い声=元気の良さや明るさ
早口×低い声コール有能さや賢さ
ゆっくりした口調×高い声=安心感やおおらかさ
ゆっくりとした口調×低い声=落ち着きや真剣さ

このことから味方や顔の知れた相手であればゆっくりはっきりとした口調で接し、敵対したり新しく出会った人には早口でしゃべることでより大きな影響力を発揮することができます。

対象と大衆へのアプローチの違い

人に行動を流そうとするとメッセージどこかに必ずロストフレームとゲインフレームの要素が入ります。
ロストフレームとはネガティブな話題を軸に捉えたメッセージを指します。
一方、ゲインフレームではネガティブな話題を軸に捉えたメッセージを指します。

個人で商談を行うようなビジネスの場ではロストフレームを用い、SNS等大勢の拡散力はゲインフレームが効果的だということが研究でわかっているようです。

まとめ

超影響力を持つことで相手を意図することを促すことができるようになれば、あなたを取り巻く環境も良い方向へと変わるはずです。
また、影響力の与え方を学ぶことで、相手や世の中からの理不尽で不本意な影響からも抗えるはずです。

周囲に影響されることなく、自らが影響の発信源になり現状を変えていきたい人に手に取っていただきたい一冊です。

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