要約｜トップ5％社員の習慣【一握りの思考と習慣】

日本では2015年に働き方改革が提唱されました。
残業時間の削減や有給消化を強いられる中、限られた時間内で成果を出すことが今の私たちの宿命です。

上位5%を年収の割合で表すと1000万円以上の人にあたります。
　※2018年国税庁「民間給与実態統計調査」を参考に算出

これってすごいエリートな部類に入りますよね！？
そんな上位5%の人々が行っている優れた働き方を参考に出来たら、今よりも成長できると思いませんか。
という事で今回はAI分析でわかったトップ5％社員の習慣をご紹介します。

年収1000万以上の考え方

返報性の原理を利用することで、自己開示で信頼のネットワークを築きます。
→知識をひけらかす人よりもわからないことを素直に認める人を協力してあげたくなりまね。

新しい挑戦を積極的に行い全ては成功するまでの過程だと学びの心を持っています。
→トーマス・エジソンも「私は失敗したことがない。ただ1万通りのうまく行かない方法を見つけただけだ。」という名言を残しています。

意識を変えるのではなく先ず行動する。
「やってみたら案外簡単だった」という経験皆さんにもあると思います。
案ずるより産むが易しでまずはやってみるに限ります。

考えを一歩進めてみる

普通（ここでは残り95%）の人は作業効率が上がったことに満足しますが、
作業効率との向上による効果を高めることがステップアップの鍵となる。
→私の場合はパソコンのショートカットキーを覚えるとそこで満足してます…。
重要なのはショートカットキーを覚えたことで他の作業を出来るようになることなんですね。

なにを目指して仕事をするのか

随分と哲学的な題目になってしまいましたが、皆さんは何を目指していますか。
その仕事、周りから認められたくてしていませんか…？
アメリカの心理学者マズローの説によると人間の欲求は5段階に分けられるとされています。

転職市場では実際に高い報酬よりもやりがいや自己実現を優先する人数が増えているそうです。
→確かにやりがいを追求していくことで、仕事への取り組み方がポジティブなサイクルが生まれやすくなりそうです。

マネーorライフと問われたらライフを選択する方が多いようですがあなたは如何ですか。

＜マズロー欲求5段階説＞
①生理的欲求…最低限生存/生活できるレベル
②安全欲求…雇用安定／賃金保証
③社会的欲求…人間関係／信頼関係
④尊厳欲求…称賛／承認／評価
⑤自己実現欲求…成長／ビジョン

尊厳欲求は相手があってこその欲求=自己コントロールをしづらくストレスの要因にもなりえるためもう一段階上の自己実現欲求を目指しましょう！！

とにかく行動しなければ始まらない

結果＝準備で背伸びした目標の自己設定／目的の明確化／行動のスピードで決まるようです。
早い段階で目標・目的を決めて行動し意見を求めることで生まれるメリットがあります。

・万が一違う方向に進んでしまっていてもスムーズに軌道修正が可能
・即行動で焦りのロス集中力のロスパフォーマンスのロスを最小限にとどめる
・早く行動することで周囲との接触回数が増え、ザイオンス効果（※）も期待できる

様々自己啓発本にも記述がある通り準備と行動が成果を出すための最重要事項のようです。

※ザイオンス効果…接触する回数が増えれば増えるほど、好印象を持つようになる心理現象を指します。
アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが提唱しており単純接触効果とも呼ばれます。

習慣化してみる

行動が重要であることがわかったところで、その行動を起こすには習慣化が大切です。

プレマックスの原理
→習慣化された行動の前にあなたの行動をセットするとそれを実行しやすくなる法則を指します。
（行動主義心理学研究者のデイヴィッド・プレマック教授が提唱）

If-thenプランニング…もし〇〇なら(if)、△△する(then)という形に落とし込む方法で、
例えば[周囲に相談されたら、5分だけ話を聞く]など、AとBの行動をセットにすることで習慣化を身に付ける。
（社会心理学ハイディ・グラント教授が提唱）

習慣化を身に付けることで自動的に行動せざるを得ない状況を作り出すことで
自分自身を良いサイクルに乗せてしまいましょう。

まとめ

高い成果を出すためには、いかにスピーディーに行動していくかを考える必要があります。
多くの行動をとればそれでだけ、多くの経験をすることが出来ます。
確かに資格取得や研修でスキルを磨くことも大切ですが、行動と行動した結果・経験が更なる高みへ押し上げると思いませんか。

もう既に始まっている新しい社会の荒波を乗り越えるスキルを身に着けたい方に手に取って頂きたい一冊です。