あなたはアイデアを出すのは得意ですか―――
すべての仕事はアイディアを出すことに通ずるものがあると定義しており、仕事のマニュアルもマニュアルというアイデアをまとめたものであると捉えます。
どんな仕事をしていたとしても、必ずそこにはアイデアがあるというわけです。
そこで今回は100案思考 「書けない」「思いつかない」「通らない」がなくなる [ 橋口幸生 ]からアイディアを出す方法を学ぶ機会を持ちましょう。
とにかくインプットを続け、数多くのアイデアを出すことに限ります。
最高の1案は山ほど積み上がった案の中にひっそりと埋もれているものだと考えましょう。
優れたアイデアとは
1つの案しか出せない人のアイデアが優れていることはあり得ないというのが著者の考えです。
いいアイデアを出すにはとにかくたくさんのアイデアを出すことに限るようです。
たくさんのアイデアを出す4つのポイントを押さえましょう
①良いアイディアを100案だす必要は全くない
⇒実現性は無視して質は求めず、とにかく数を出すということです。
②オリジナリティはいらない
⇒世の中に生み出されるアイデアのほとんどは、何かと何かの組み合わせで生まれものです。
ゼロからオリジナルな何かを生み出す必要はないですし、それは相当高度なスキルです。
③とにかく書く
⇒頭に留めるのではなく言葉にすることです。
スマホのメモでも良いそうですが、ペンで書き起こすことがベストなようです。
④アイデアは主観ではない
⇒いいアイデアと悪いアイデアには明確で客観的な基準あります。
自らの好みで判断してはいけない
子供目線で見る
アイデアのためにはインプットが必要ですが、珍しいものや変わったものである必要はありません。
当たり前すぎて見逃している部分にこそヒントがあるようです。
例えば、満員電車が当たり前ということを疑ったことでフレックスタイム制というアイデアが生まれたといえるでしょう。
なんにでも疑問を持つことが出来る子供目線の観察力を意識してみませんか?
割合を見直す
アイデアを出すためにはインプットが重要であることが、わかっていただけたかと思います。
つまりアイデアを出そう出そうと思うだけでは、数個のアイデアであれば出すこと出来ますが、100案には程遠く行き詰まります。
自ら調べたり、インプットを充実させることが多くのアイデアを出すコツだといえます。
アイデアとインプットの比率は2:8くらいだと推奨されています。
そして忘れてしまっても良いそうで重要なのはインプットは続けることにあるようです。
ながら出しのアイデア
大学の研究テーマから退屈な仕事を創造性を高めると結論が出ているそうです。
あなたもシャワーを浴びているときにアイディアを思いついた経験があるかもしれません。
脳が無意識にこなしている作業中に活性化する神経回路のことを「デフォルトモードネットワーク(DMN)」と呼びます。
このデフォルトモードネットワーク(DMN)が活性化している時にアイデアが浮かびやすくなるとされています。
Microsoft創業者のビル・ゲイツ氏やアマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏も無意識にこなせる皿洗いの習慣があることからも効果は実証済みといえるのではないでしょうか。
(しかも、パートナーに喜ばれる特典まで付きます笑)
捨てることを選ぶ
アイデアは既存の要素の組み合わせがほとんどです。
たくさんのアイデアの中から1つを選び出すために、残りは切り捨てる必要があります。
良いアイデアには必ずというほど偏りが生まれます。
いいとこ取りが出来るアイデアであればよいのですが、多くは組み合わせたことで良さも失われてしまう可能性があります。
要するに平均より抜きん出る何かが良いアイデアのもとになりうるといえそうです。
仮に捨てがたい要素があったとしてもいいとこ取りはしないことが賢明です。
まとめ
これまで私たちが思い描いているアイデア出しの方法とは大きく違うように感じましたがみなさんはいかがでしょうか?
この記事も新しいインプットのひとつになるということでしょう。
アイデアの真髄を掴みたい方に手に取って頂きたい一冊です。
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