あなたはアウトプット出来ていますか?
本を読んだり、ニュースを見たり、現代であればYouTubeの動画を視聴して知識をインプットするしてもそれらを行動に移せているかと問われると、大手を振って答えることができない人が多いのではないでしょうか。
今回は学びを結果に変えるアウトプット大全 [ 樺沢 紫苑 ]から、アウトプット重視のスタンスに意識改革してみませんか。
インプットとアウトプットの黄金比は3(インプット):7(アウトプット)
アウトプットを起こすことで周囲が変化し現実世界を変えることができるます。
アウトプットは記憶に残る
アウトプットする理由は長期記憶に残すためです。
残念ながら人の脳は重要な情報を長期記憶として残しそれ以外の情報は忘れるような仕組みになっているようです。
どうしたら記憶に残せるのか・・・
それは情報のインプットから2週間で3回以上のアウトプットすると長期記憶に残りやすいそうです。
このことから得た情報を使う(書いたり、話したりする)ことで忘れやすい短期記憶から長期記憶へ移行させていく必要があります。
アウトプットのメリット
アウトプットの6つのメリットを紹介します。
アウトプットのメリット
①記録記憶に残る
②行動が変わる
③現実が変わる
④自己成長する
⑤楽しい
⑥圧倒的な成果が出る
人生の成功を収めたいのであればとにかくアウトプットが必要不可欠だといえるのではないでしょうか?
話し方で伝える
会話でのアウトプットを考えてみましょう。
例えば相手に良くない日と伝えなければいけない場合できるだけショックを与えずに伝える方法を紹介します。
著者はこれらを「クッション話法」と呼んでいます。
①yes but話法 → マイナスのことを直接伝えずクッションを入れる方法
②yes and話法 → プラスの情報にさらにプラスの情報を上乗せする方法
③yes how話法 → 疑問符をつけて伝える相手に考えさせる方法
反対にno but話法と読んでいるネガティブから伝える方法は好ましくないようです。
このことから相手に悪い事柄を伝えなければいけないときには、ポジティブな雰囲気を作り出す工夫が必要だということです。
議論でのアウトプット
日本人の多くは議論やディスカッションが苦手なようです。(私も得意ではありません。)
「争い事は好きではない」というご意見もあるかと思いますが、自分の意見を述べる力を鍛えるためにも議論は有効だといえそうです。
ポイントは論点や質問を予想して事前に対策を練っておくこと。
こうすることで議論の流れを把握し質問に対抗できる準備として自分の考えをより深く思考することができます。
説明は絶好の学びのチャンス
学生時代相手に勉強を教えたことで、より理解が深まった経験がある人は案外多いかもしれません。
〇〇について説明してくださいといわれるとなかなか上手にできる人は少ないようです。
相手に説明するためには自分がより多くのことを理解していなければならないことが理由です。
また、上手く説明するための方法を身に付けることでより濃密なアウトプットが実現できるはずです。
①大きな声ではっきりと話す
②堂々と自信を持って話す
③最初にポイントを話す
④私は短くシンプルに
05例を使う
⑥威厳を使う
⑦数値を使う
このポイントを押さえるだけでもあなたのアウトプット力は大きく向上するはずです。
メモを取る
「アハ体験」一時期テレビ番組でも多くの番組が似たような企画で放送していた記憶が残っている方もいらっしゃると思います。
このアハ体験の瞬間に、脳の神経回路がつなぎが変わるといわれています。
その瞬間にメモを取ることで神経回路のつなぎが変わった内容を残すことができます。
皆さんも経験があると思いますがその気づきは一瞬です。
そのためにメモを取る必要があるというわけです。
目標をアウトプットする
年始や年度始め、学生や社会人問わず多くの人が目標を立てるかと思います。
しかし、年末や年度末になるとその目標が現実のものとなっていないことが多いのではないでしょうか。
目標が達成できない理由は具体的な目標に落とし込めていないことが原因かもしれません。
実現出来る目標をアウトプットする5つのポイントを紹介します。
①難易度を「ちょい難」に設定する
②期限をつける
③ To Doに落とし込む
④客観的に評価できるようにする
⑤小さな目標に分割する
まとめ
多くの人がインプット重視の思考になっているのは、私たちの環境から染みついたものであることは間違いありません。
しかし本書からアウトプット思考へ意識改革することができれば、周りからのフィードバックが生まれ、知識の幅が広がったり、革新的なアイディアを生みだすこともできるはずです。
インプットばかりで思うような結果を残せてないなと感じる方に手に取って頂きたい一冊です。
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