要約|地味な起業で食っていく【相手の役に立とう】

ビジネス

終身雇用制度が崩壊されたといわれる昨今、私たちは「起業」という選択も視野に入れるべきなのかもしれません。

「起業」といわれると秀でた人がが始める事だと思っていませんか?
起業という言葉に消極的なあなたにも挑戦しやすくなる僕たちは、地味な起業で食っていく。 今の会社にいても、辞めても一生食いっぱぐれない最強の生存戦略 [ 田中 祐一 ]を紹介します。

著者が提唱するのは「地味な企業」です。
「銀行から融資を受けて一世一代の大勝負!」とは正反対。
必要なものは地道な作業と行動するマインドです。

市場価値

冒頭でも触れたように個人が定年を迎えるまで会社にぶら下がり続ける時代は終わっています。
どんなキャリアを選んでも一生ブレない自分軸を見つけることそれが市場価値となります。
経済的に自立できる人は会社に在籍していても、そうでなくても周囲から指名される力を持っている人
他者から「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるような個人であることがポイントです。

あなたの市場価値

「市場価値=手伝ってくださいといわれる力」だと著者は定義しています。
どうすれば良いかというと、困っている人を助ければ良いだけのこと。
周りに応援したい人がいなければ作れば良いというように非常にシンプルです。
やりたいことや得意な事はなくてもお金をもらうことができます。
誰かを手伝うことであなたの市場価値が上がり将来的に起業に繋がるというわけです。

派手な起業とは

アイディアが見つかったら起業しようなんて考えていたら99%の人は起業するために何度も生まれ変わらなければいけなくなってしまいます。
これができる人は「派手な企業」というものに分類されて歴史になお残せるような一握りの逸材と言っても過言ではありません。
…ということで、私たちのような一般人は派手な企業はするべきではないのです。

地味な企業とは

「派手な起業」に相対するのが地味な起業です。
前章でも述べたように誰かを手伝うことを軸においているため、地味な起業にアイディアはいりません。
世の中には地味な困りごとが掃いて捨てるほど転がっているはずです。
それを小さく始めることが大きな一歩であり、計画を立てるよりもとにかくやってみることが大切ということです。
すべてはテスト」という考えが著者の大切にしているマインドです。

地味な企業が向いている人

報・連・相は会社員にとって当たり前のことです。
しかし、これが地味な起業ではかなりの威力を発揮するそうです。

一般社会で普通に働けない人たちのサポートをすることを考えるべきなのかもしれません。

普通に働けない人とは何かに秀でている人を指します。
・人を惹きつける魅力はあるのにその他のことができない人
・技術は十分なのにコミュニケーションが取れない人…etc

資産価値

自分の市場価値を上げるには目先の利益よりも遠くの信用を獲得することが大切です。
小さく始めて最初は利益が出て出なくても信用を獲得することで将来的な市場価値の向上につながります。
ビジネスではいうまでもなく結果は大切です。
しかし相手から信用される上ではそれに勝るものはありません。
相手から信頼を持ってもらえれば、お金は後からついてくるからです。

まとめ

私たちが何気なく行っている普段の仕事においてあらゆることが、活かし方や違う目線からみることによって人の役に立つツールになります。
起業をすることがすべてではありませんが、自分の価値を確立していくためにも市場価値を意識しながら日々行動を起こすことが重要です。
将来の価値を上げていきたい方に手に取って頂きたい一冊です。

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