「この前失敗してたのに向かいの席の同僚は何故か上司から評価高いなぁ…」
「あの先輩はいつも完璧じゃないのに他の部署からの評価が高いのはどうして?」
という経験はありませんか?
そもそも失敗を恐れるなと言う割にはいざ失敗した時、お先真っ暗な気がしませんか?
そんな不満がある方に ミスしても評価が高い人は、何をしているのか? [ 飯野 謙次 ] をご紹介します。
ミスや失敗はどんなに対策をしても起こってしまいます。
怒ってしまったミスや失敗はその扱い方次第で身を滅ぼすものになり得るが反対に飛躍のきっかけにもなります!
ミスよりも恐ろしい事
挑戦した結果、失敗が起きるというマインドを持つこと!
失敗やミスは構造や仕組みが不十分であると考えてそれを立て直すことでステージアップしていきます。
失敗せずうまくいく=既に完成されていると疑ってください。
→完成されたプログラムはミスや失敗を起こしませんが、ミスや失敗を起こすプログラムは未完成です。
加えて、完成された方法ばかりを採用していると新しい世の中に置いて行かれてしまいます。
→販売当初はフリーズやバグも多く、世の中では受け入れられていなかったスマホも今では一人1台持っています。
ミスからアップデートを繰り返すことでスマホは普及してきました。
ピンチをチャンスに変える
評価が高い人はミスへの対応に特徴があります。
最初の行動が的確
不祥事を起こした会社を例に上げると信頼を回復する企業は対応が早かったり方針が明確です。
立ち直るのがうまい
焦りや興奮状態では通常では絶対しないような行動をとってしまいます。
あなたにも冷静行動を思い返した時、そんなことしなければ言わなければよかったと後悔することありますよね。
そんな時は一呼吸おいて、正常状態に立ち直ることが大切です。
経験として蓄積できる
嫌なこと(ミスや失敗)は誰しも忘れたいことですが、都合よく忘れてもしまう人は同じ事を繰り返してしまいます。
成功する仕組みを作れる
前文でも触れたプログラムのミスが起きなような修正を構築出来る人は当然評価は上がります。
ミスや失敗が起きたときの対応
第一報で伝えるべき事は「起こった事実」をありのままに「謝罪」と合わせて伝えることです。
当然、余計な言い訳や責任転嫁で仕組みを指摘する事は避けること。
対応策と実行は個人で行わず、チームで行い共有することで経験値となります。
[成長の3ステップ]
・冷静になり自分がと言う気持ちを捨てる
・情報発信と謝罪対応策の検討
・再発防止に努める。
ミスと失敗は違うもの?
ミス=失敗と捉える方が多いかもしれませんが実は失敗の中にミスがあります。
失敗やミスの原因は大きく5つに分類されます。
①計画不良
②学習不良
③伝達不良
失敗を成長へとつなげるためには① ② ③で対策が可能です。
④注意不足
⑤ 自然
冒頭で述べたミスが無くならない理由は④ ⑤の要因です。
システムや仕組みではどうにもならない部分。
すなわち、やらかしてしまったら最後心から謝罪する以外にどうにもできません。
失敗が生み出す複利効果
失敗することで生まれるギャップ効果/ゲインロス効果(※)です。
いつも完璧で近寄りがたい人が実はスイーツ好きだったりとか、
スタイルが良くて節制してそうに見えるのに実は大食いだっだり、
要するに「ギャップ萌え」するようなことが失敗したことで親近感が湧いてきませんか?
また他人のミスや失敗に寛容になることが出来れば、人間関係も繋ぎます。
例えば過去に同僚のミスを寛容に受け入れフォローすれば、同僚に失敗をカバーしてもらえる確立は高まります。
そして失敗を共有し正しくフィードバックすることでチームの団結力も生まれます。
失敗には間違えたというネガティブな面だけでなく、ポジティブな面がある事を理解してください。
計画力を上げる
計画力とは原因を根本的に仕組みから改善です。
・時間に関する余裕
・作業に関する余裕
・行動に関する余裕
想定外の出来事は予め起きると仮定して計画にバッファ要素を組み込むます。
また、計画は細切れにし課題それぞれに重要度をつけて優先順位を明確することで計画力を上げていきましょう。
学習力を身に付ける
「教えられる」から「教える」に考えを切り替えると意欲が高まります。
具体的にはインプットよりもアウトプットを意識して行動することです。
学生時代、友達に勉強を教えると復習の効果でさらに理解が深まり、
もっとその分野を知りたくなりませんでしたか?
意欲を持つことが学習力を劇的に増加させることを忘れないで下さい。
伝達力を広げる
メールを例に挙げると自分で都合が良いように具体化して返事をしてしまう
→例えば回答まで時間を要するものは具体的に舞台的に〇日までと自ら返信すれば曖昧な回答になりません。
成功はゴミ箱の中に
見出しの言葉はマクドナルドの創設者と呼ばれるレイ・クロックの言葉です。
ほとんどの失敗には理由があるが、成功の理由がない
確かに成功したプレゼン資料を他のお客様に持っていっても成功するとは限りません。
ミスや失敗を犯したプレゼン資料はどこに持っていってもだめです。
成功事例を振り返る場合とミスや失敗の事例を振り返る場合では、
学び得られる学びがその質と量ともに全く違います。
まとめ
ミスや失敗自体は誰にでも起こってしまうものであり、決して恐れることではありません。
逆に失敗をした後の立ち回りを懸命に考えていく必要があります。
まさに「ピンチはチャンス!」はその通りだということです。
失敗を恐れず成功のチャンスをものにしたい方に手に取って頂きたい一冊です。
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